構造を読む
dangodango.hatenadiary.jp 以前、トニオ・クレーゲルの解説にて実吉訳の素晴らしさについて触れた。 原文通りなら「道に迷える俗人」と訳すところを「踏み迷える俗人」としたところがポイントで、この翻訳はソナタ形式を意識した上でとても重要なものであっ…
年内にブッデンブローク家の人びとの解説が終わりそうにない。 更新予定としては 1月・・・ブッデンブローク、青ブタ(アニメ)予想の答え合わせ 2月・・・魔の山、何かアニメの予想 あくまで予定なのであしからず。基本は月2回更新である。 というわけで12月…
「ヴェネツィアに死す」の主題について dangodango.hatenadiary.jp この解説では、あえて作品の主題について触れていない。「構造を読む」がテーマなので、話が脱線しないようにした。以下にそれを示す。 「ヴェネツィアに死す」の主題 「若きウェルテルの悩…
前回、音楽の形式(ソナタ形式)を用いた小説の説明をした。 dangodango.hatenadiary.jp 今回も音楽の形式を用いた別の小説の説明をする。タイトルは「ヴェネツィアに死す」 「ヴェネツィアに死す」は1912年にドイツで発表された作品である。日本では明…
「構造を読む」という世界が存在する。 これは文学に限らず、映画やアニメといったジャンルにおいても優れた作品には、「構造」が存在する。 しかし、一般的に「構造を読む」という考え方が広まっていないせいで、その価値を理解されていない作品が多々ある…