復活のお知らせ
「復活である」
「およそ九十日ぶりの復活である」
「週休九十日というわけやな」
「九十日と書いて”ここのそか”と読む」
「どうでもええわ」
「どうでもええことを突き詰めるのが文化なり教養っちゅうもんやないの」
「お久しぶりなのに調子ええなあ」
「お互いさまやで」
「ところで、なんで三か月も雲隠れしとったんか」
「Twitterのパスワード忘れてログインできなかったんや」
「しょーもな」
「しょーもないの連続が人生の本質や」
「せやけど、ブログは更新できたんやないの」
「怠け癖というのは簡単には治らないのだよ、ワトソンくん」
「そんなださいホームズさんがあってたまるか」
「余談だが、人気作家コナン・ドイルの元にはホームズ宛のファンレターが大量届いていたらしく、ドイルはワトソン名義で『あいにくホームズさんは留守でして』と返事を書いたそうな」
「ホームズさんはお忙しかったのね」
「そんなことはさておき、今後はどういう予定なんね」
「『私の京アニ史』は完結させたいな」
「書き始めてからずいぶん経ったせいで、当初の熱量が失われている感もあるが」
「しかし、問題意識は依然として頭ん中に残っておる。前にTwitterでとある漫画が流れてきたときも、やっぱり書かなあかんなと思ったもん」
「どれや」
「これや」
「これか」
「まああとはどうでもええけど」
「どうでもええって読書論も読み解きマニュアルもまだ途中やろ」
「誰も覚えてないんやし、エタってもしゃーないやろ」
「最低や」
「まあ気が向いたら書くよ」
「読み解きはどうするつもりや。次は何をやるんや」
「これまでの経験上、あんまりこれやるあれやる言うとかえってやらなくなる人間だと分かったので、あえて何も言いません」
「これも気が向いたらやります、ね」
「fufufufujitaniさんの『明暗』解説を読んで、モチベーションが上がっているので首長くして待っていただけたらと思います」
「おもしろかったね」
「おもしろかった」
「清子が坊ちゃんの清ポジションてのは察してたけどな」
「余談だが、『明暗』はあの漱石の遺作なだけあって未完を惜しむ声が多く、後世の作家がその続きを書いている」
「続 明暗か」
「これについてどう考える」
「伊藤計劃の屍者の帝国も円城塔が完成させてるけど、いかんせん時代が違いすぎるからな」
「興味があれば読んでみるとおもしろいかもしらん」
「それにしても、今日は余談が多いな」
「司馬遼太郎リスペクトやからね」
「彼もいろいろ批判されてかわいそうになってくるが」
「それだけ影響力がでかいという証左でもある」
「人気者はつらいね」
「という感じで今後も定期的に雲隠れするかもですが」
「決して放棄したわけではないので末永く見守っていただければと」
「そんなところで」
「今回はこの辺で」
「ごきげんよう」