週休二日〜アニメと文学の分析〜

ネタバレあり。一緒に読み解いてくれる方募集中です。詳しくは→https://yomitoki2.blogspot.com/p/2-510-3010031003010013.html

怠惰

7月が終わってしまう。

 

2018年6月から「魔の山」読み解き開始して2年が経過した。ここまで来ると、「よし、読み解けた!」というよりも「もうこの辺でよしとするか」という諦観に至る。あと少しで手が届きそうな感触があるのだが、どつぼにハマる気もする。

 

正直、一人で溜め込んで頑張るよりさっさとアップしてしまって、同志に意見を伺った方が早いんではないかと思い始めたのが、今年の1月くらい。

 

しかし、不十分なまま出すのもどうかな、と考えあぐねている内にコロナ禍が世界に吹き荒れ、周囲が慌ただしくなった。腰を据えて読んでいる余裕がない。梅雨はまだ明けない。思考の雲行きもまだ晴れない。まさか、主人公ハンス・カストルプと同じく7年もそんなことをする訳にはいかないのでぼちぼち記事の作成を開始する。

 

そもそも初読に半年も掛かった作品である。ただ長い、だけでなく内容も退屈で難しい。読破してからエクセルでいじり始めて2回目読み始めて、という感じで行った。

 

その間、他のことには目も暮れず一心不乱に取り組んだ、というわけではなく別の本読んだり、アニメ見たり、普通にダラダラしていたのである。要するに怠慢が諸悪の根源なのだ。しかし、真面目に根詰めてやったところで挫折するのは目に見えている。

 

読み解きノートみたいなのを作ってみた。考えたことや会話の流れなどをとにかく書きまくった。しかし、あまり役に立たなかった。結局、エクセルで表作って印刷して、定期的にちらちら眺める方が効率も精度も良さそうだ。頑張った割に効果が薄い。

 

そういえば「私の京アニ史」というシリーズが途中で放ったらかしになっている。こちらは最初からダラダラ書いていくつもりで始めたのだが、ダラダラ書いている内に世界が激変してしまい、書き始めた当初から心情がかなり変化してしまった。これは本当に困った。放棄するのはあんまりなので続けるつもりだが、これも長く書くことの弊害なのだろう。

 

トーマス・マンも「魔の山」書いているときに、ちょうど第一次大戦が発生した。本人戦争に行ったわけではないが相当苦労したであろう。

 

とりあえず、書き始めてはいるのでいましばらくお待ち下さいませ。全然更新できていなかったので、一応報告がてら。