「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の答え合わせと解説の巻
「前回、こんな予想をしたわけだが」
「早速、答え合わせというわけやな」
「最終回まで見た結果は下の通りになる」
「なんか増えてないか」
「結論から言うと、青ブタは涼宮ハルヒと化物語を合わせたもの、つまりドッキングだった」
「それはつまり、予想が外れたということか」
「半分合って、半分間違えたと言ってもらいたい」
「言い訳は醜いぞ」
「まあ最初だから仕方ない」
「点数は20点くらいでええか」
「いや、涼宮ハルヒが下敷きになっていたのは分かったし、50点くらいは欲しい」
「それはさすがに、甘すぎないか」
「そんなことはない」
「まあ点数なんてどうでもいいから、はやく解説をしてくれんか」
「どうでもよくはないが、なぜドッキングなのかについて説明していきたい」
「うむ」
「まず青ブタの登場人物について見ていく」
「なんか前回予想した時よりキャラクターが増えておるんやが」
「ここに涼宮ハルヒの憂鬱の登場人物を対応させる」
「古賀朋絵が不明やな」
「ハルヒに後輩の女の子なんて出てこなかったので分からなかった」
「もしかしたら原作で登場しているのかもな」
「それだったらごめんなさい」
「あと豊浜のどかが涼宮ハルヒっていうのがよく分からん」
「豊浜のどかは思春期症候群で姉と入れ替わっている。つまり姉と一体化しているわけで、姉の桜島麻衣は涼宮ハルヒなので、豊浜のどか=桜島麻衣=涼宮ハルヒとなる」
「次に、化物語の登場人物を対応させる」
「表をポン」
「国見佑真が不明やな」
「そもそも化物語はほとんど男が出てこないから」
「忍野メメは?」
「考えたがあまりにも似てなくて却下した」
「祥子は捨て猫を拾うので羽川翼と考えそうになるが、そうすると双葉理央に該当する人物が分からなくなる」
「そうすると表がぐしゃぐしゃになると」
「表がぐしゃぐしゃなアニメは大抵駄作なのだが、この作品はそうではないので、なんらかの理由で祥子が猫を拾うことになる」
「表で考えると理央が捨て猫を拾うほうが整合性が取れるのにな」
「この辺はよく分からない」
「以上3作品をまとめて比較した表がこちら」
「深夜アニメだと思ってタカをくくっていたがよく出来ているな」
「キャラクター戦略には徹底的にこだわったのが表からよく分かる」
「二匹の猫、なすのとはやてはそれぞれ涼宮ハルヒと化物語が下敷きになっているのを暗示している」
「ただ」
「なんや」
「青ブタは確かに良いアニメだが、それでも涼宮ハルヒの憂鬱よりワンランク下だと感じてしまう」
「それは恐らく、下の表のような構造がないからやな」
「こういう構造があると作品の奥行きが増すというか、視聴者の心に残りやすくなる」
「とはいえ、それが無くても全然不名誉なことではなくて、涼宮ハルヒが凄いだけである」
「最終回で主人公が全力疾走したり、ヒロインと二人で雪を見たりしたのは消失を意識した終わり方やし」
「まあ校庭のど真ん中で告白はさすがに痛かったけどな」
「憂鬱ラストのハルヒとのキスシーンを意識したっぽいが、いかんせん古臭かった」
「10年前だったら大絶賛だったかも分からん」
「そういえば、アニメが始まる前から劇場版が決まってたそうな。失敗したら偉いことになってたわ」
「 大した自信やな」
「その自信はどこから来るのかというと、大ヒットアニメ2作を下敷きにしたから」
「ということになるな」
「劇場版はどうなるんやろうな」
「普通に考えて、残っている笹の葉ラプソディーと傷物語を下敷きとした映画になると予想できる」
「朝比奈みくる、忍野忍を融合させた牧之原祥子がメインの話っぽいしな」
「まあこういうのはまたの機会に考えるとして」
「今回はこの辺で」
「さようなら」