「青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない」の今後の展開を予想しようの巻
「さて、青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない、がどうなるか予想しようのコーナー」
「なんか突然やな」
「ただアニメを見るのも飽きるしな」
「そういうもんなのか」
「そういうもんや」
「それでも説明はしてもらわんと」
「その前にこのアニメ、タイトル長いから『青ブタ』と略してもええか?」
「別にそれは構わん」
「趣旨としては現在放送中の青ブタの今後のストーリー展開を予想して当てよう、ということや」
「今は4話の放送が終わったとこやな」
「原作のライトノベルは全く読んでないので予備知識ゼロで予想していく」
「読んでたら予想にならんやろ」
「確かに」
「あとやるのはええとして、ただ当てずっぽうというのも味が無いで」
「一応、目星は付いてる」
「ほう聞かせてもらうか」
「なんで偉そうやねん」
「ええやろ」
「まあええか」
「ということで予想していく訳だが、まず手がかりというかキャラクターやら何やらを整理する必要がある」
「せやな」
「ということで、ポン」
「なんやこれは」
「青ブタのキャラクター構成表や」
「そうじゃなくて、どうして隣に涼宮ハルヒがくっついている」
「それがさっき言った目星や」
「というと」
「この作品はキャラやストーリー展開が涼宮ハルヒの憂鬱を下敷きにしてると思うねん」
「たしかに似てる点は多い。主人公は無気力で独白が多い、ヒロインがバニーガールのコスプレをする、ヒロインが消失する(しかける)、部室にはメガネの少女がいて、よく主人公は彼女を頼りにしている、男前の同級生がいる、などなど」
「下敷きにしているという証拠は多い」
「だけど表を見たところ、似てない点も多いな」
「その辺はまだ4話だから仕方がない」
「仕方がないでええんか」
「朝比奈みくると朝倉涼子に相当する人物がいないというのは痛いが、今後出てくることに期待している」
「では予想とやらを始めてくれるか」
「ということで、ポン」
「なんやこれは」
「涼宮ハルヒの憂鬱の章立て表や」
「ぐちゃぐちゃすぎて分からん」
「そこは勘弁してくれ」
「表を見ると、1~3話の桜島麻衣が消える云々は憂鬱ラストの閉鎖空間に対応、4話以降はエンドレスエイトに対応している」
「今後の展開としては、退屈、笹の葉ラプソディ、ミステリックサイン、孤島症候群、溜息、朝比奈みくるの冒険、ライブアライブ、射手座の日、サムデイインザレイン、消失の中からどれかが出てくるというわけか」
「1クール13話しかないから全部をやるのは考えづらい。面白そうなのをピックアップしてやるとみている」
「それなら予想の基本形はこうやな」
「とりあえず今やってる古賀朋絵の話は何話進行するのかも含めて、空欄を埋めていく」
「じゃあこんなんはどうや」
「溜息と消失か」
「溜息に相当する話で新ヒロインが出て、長門役の双葉理央が消失をやる」
「妹がおらんけどええんか」
「妹はハルヒでもモブみたいなもんだったし大丈夫やろ」
「だけどトラウマで不登校というなかなかディープな設定だったで」
「そういうお前はどうなんや」
「こっちの予想はこう」
「溜息+ライブアライブは文化祭絡みのストーリーの中で、バンドの演奏シーンが出てくるということか」
「せやで」
「だけど妹のかえでが笹の葉ラプソディなのが納得いかん。ハルヒでは1話分しかない回やぞ」
「トラウマを解決しに主人公と過去へ戻るみたいな話を予想している」
「なんか一気にSFになったな」
「思春期症候群とかいう設定自体そもそもSFやろ」
「まあそうなんやけど」
「なんにせよ、新キャラが出てくること、理央が最終エピソードになることは決まりやな」
「そうしないと涼宮ハルヒとの関連性が薄くなってしまうからな」
「いろいろ組み合わせがあって面白い」
「こんなのはどうや」
「これは」
「やっぱり孤島に行ってお色気出すのも大切だと思わんか」
「ほぼないやろ」
「ないとも限らん」
「百歩譲って孤島で水着やるのはいいとしても、ヒロイン全員というのはいただけない」
「だれか一人でも欠けたらかわいそうやろ」
「わけわからん」
「ふざけるのはこれくらいにして、そろそろ最終決定を決めないと」
「可能性が高いのでいくとやっぱこれやろ」
「水着はなくてええんか」
「ええわ」
「という感じで予想してみましたが、皆様もぜひ考えてみてくださればと思います」
「こういう思考訓練は創作における筋トレのようなもので、クリエイター志望の方にもおすすめです」
「では、結果を楽しみにしながら今回はこの辺で」
「さようなら」
「なあ」
「なんや」
「さっきの涼宮ハルヒを下敷きにしてる云々の話やけど」
「これのことか」
「そう」
「これがどうした」
「偶然やろ、と言われたらそれまでやと思わないか」
「それを言ったらおしまいやろ」
「なんでや」
「ある程度の完成度を持つ作品は過去の名作を下敷きしているもので、それを偶然と言ってしまうのは乱暴にもほどがある。もしそう考えるなら、過去に偶然一致した作品を提示してそういう例があることを証明しなければいけない」
「そうは言うけど、涼宮ハルヒの憂鬱なんてほとんどのアニメが下敷きにしている教科書みたいなもんやろ」
「確かに。『氷菓』『やはり俺の青春ラブコメは~』など影響を受けた作品は多いな」
「だから似てるからって別に騒ぐことではないと思うねん」
「青ブタは露骨すぎるくらい似ているし、原作者もかなり意識していると思うんや」
「作者に関しては単なる妄想やろ」
「予想なんて、結局のところ妄想みたいなもんやで」
「無茶苦茶やないか」
「何にせよ、続きを見ないと分からん」
「それもそうやな」
「ということで、今度こそ本当に」
「さようなら」
答え合わせ編はこちら