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涼宮ハルヒの憂鬱~社会現象になった訳~

涼宮ハルヒの憂鬱」は2006年に放送され、12年経った今でも愛される名作である。再放送での視聴率の高さがそれを物語っている。

 

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なぜここまで愛される作品となったのか?普通の作品と何が違うのか?

 

結論から述べると

 

涼宮ハルヒの憂鬱エヴァンゲリオンを下敷きに作られた作品だから

 

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というのが理由である。これについて説明していく。

 

 

下敷きにする、というのは過去の名作の特徴(キャラクター、全体構成、セリフ)をうまく自分の作品に落とし込むことである。

 

自分の作品を人気作品にしたいなら過去の名作を参考にすればいい。至極、合理的な考え方である。

 

エヴァンゲリオンは90年代に社会現象になるほどの人気を呼び、現在でも続編を待たれる人気作品である。

 

注意してほしいのが下敷きにすることは決して「パクリ」などではない。良いところを吸収して自分なりのアレンジを加えたうえで、作品に活かすのである。

 

宮崎駿細田守新海誠、みな古典を下敷きとした作品を世に出している。

 

 

次に下敷きになっていると分かる根拠を示していく。まずはキャラクターから説明していく。

 

長門綾波レイ

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一番似ているのは長門綾波レイである。これは気づかれた方も多いのではないか。

 

髪型と無表情である点から長門はレイを意識して作られたと考えて間違いない。

 

しかし、長門はメガネをかけているがレイはかけていない。

 

大きな違いであるがこれについては後で述べる。

 

キョン碇シンジ

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次にキョンとシンジである。

 

二人とも従来の主人公像と大きくかけ離れている。そしてともに「選ばれた子ども」である。

 

それまでのアニメの主人公と言えば、ポジティブで正義感の強い人物がセオリーであった。ガンダムアムロやワンピースのルフィはその代表例である。

 

それに対してシンジはネガティブで傷つきやすい臆病な性格をしている。

 

キョンはネガティブではないがどこか悟ったような平凡を求める生き方をしている。シンジのように思いつめたり、斜に構えたりする様子はない。

 

そして二人とも共通して活発的とは言えない。

 

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上図はキョンとシンジの性格を表す概念図である。

 

プラスに向かうほど明るくポジティブ、マイナスに向かうほど暗くネガティブである。A点はアムロ、ルフィなどでB点はシンジ、原点Oはキョンを示している。

 

今までの漫画アニメはプラスの主人公がほとんどだった。

 

そこに庵野はマイナスの主人公であるシンジを発明した。

 

さらに涼宮ハルヒではプラスでもマイナスでもないニュートラルな主人公キョンを発明した。

 

涼宮ハルヒの憂鬱が放送当時、社会現象を起こすほど流行ったのは新しい主人公の発明が要因の一つに挙げられる。

 

シンジはいきなり父親に呼び出されて「エヴァに乗って使徒と戦え」と言われる。理不尽である。

 

キョンは平凡を求めてたのに無理矢理SOS団に入れられる。理不尽である。

 

 しかし二人とも拒絶してはいるが、結局エヴァに乗っているしSOS団の活動をしている。

 

主体性がなく周りに流されやすいという点で二人は共通である。

 

そしてシンジはエヴァパイロットに選ばれ、キョンハルヒに選ばれた。選ばれた子供という点で共通である。

 

次にキョンとシンジの異なる点を述べる。

 

二人の最大の違いは「父親の存在」である。

 

 

シンジは父親を恐れているのと同時に自分を愛してほしいという屈折した感情を持つ。

 

これがエヴァンゲリオンの暗く重苦しい世界観につながっている。

 

これに対し、キョンには父親はいるが作中には一切出てこず、父に対して複雑な感情を持つことはない。父親が出てこないのだから当然である。

 

これがコメディ風の愉快な世界観につながっている。

 

ここで先ほどの長門のメガネである。

 

シンジの父ゲンドウはメガネをしていたが、レイを救出する際に割れてしまう。その後割れたメガネはレイが保管している。

 

長門キョンを救出する際にメガネを失う。しかしキョンに「メガネは無い方がいいぞ」と言われてかけなくなる。

 

ここで長門のメガネはゲンドウのことである。キョンの父親はでてこないが、その名残りが長門のメガネである。

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つまり「メガネは無いほうがいいぞ」というセリフは「この作品に父親は出てこない。だからエヴァよりも明るい作品だ」と暗に示している。

 

個人的な感想としてやはりエヴァを見るよりも憂鬱を見てる時の方が気軽に楽しく見ることができる。

 

もっともエヴァの鬱々とした感じも嫌いではないが。

 

以上のことからも涼宮ハルヒエヴァを下敷きにしていることが分かる。

 

次回はハルヒとアスカの関係から説明していく。

 

(参考) 

matome.naver.jp

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こちらの方のまとめは大変面白いので、是非読まれたし。

 

出典

http://www.kyotoanimation.co.jp/haruhi/gallery/

 

https://www.cinematoday.jp/news/N0074288