アニメの感想など。

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ヴァイオレット・エヴァーガーデン5話〜オモテ族とウラ族〜

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5話のテーマは「年齢を超えた愛」

 

シャルロッテとダミアン、シャルロッテとアルベルタの二つの年の離れた愛が描かれる。前者は恋愛だが、後者は親子の愛に近い。アルベルタは女官だが。

 

簡単なあらすじを説明する

 仕事でドロッセル王国へ→シャルロッテに謁見→手紙(恋文)を代筆→シャルロッテマリッジブルーシャルロッテの回想→本人どうしの手紙のやり取り→プロポーズ→アルベルタとの別れ

 

嫁ぐ前に育ててくれた女官との別れのシーンは江戸時代でもよくあったそうな。

 

気になったシーン

 

(8分10秒〜)

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シャルロッテが泣きながら部屋を出るシーン。

アルベルタのセリフに注目する。

「思い通りにいかないときに見せる泣き方です」

 

「思い通りにいかない」とはどういうことなのか。理由は二つ。

 

・ダミアンの手紙が代筆されたものだったから(12分00秒〜)

・結婚するとアルベルタと離れ離れになってしまうから(8分42秒〜)

 

(8分42秒〜)

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シャルロッテがアルベルタにきつく当たるシーン。泣いている理由は上の二つなのだが、ここでのアルベルタの立ち振る舞いが印象的である。アルベルタは顔色一つ変えず、ただ側に立っている。

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このシーンも含め、ヴァイオレット・エヴァーガーデンではしばしば十代の視聴者では理解しにくいシーンがある。

 

若者に対して大人のドラマを見せているのか、単に大人が楽しむアニメなのか、どっちなのだろう。

 

(12分00秒〜)

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ヴァイオレットとシャルロッテが会話をするシーン。シャルロッテのセリフに注目する。

 

「ダミアン様は"あんな言葉"を使う方ではないの」

 

「あんな言葉」とは代筆された手紙の文章のことである。

 

しかし、シャルロッテが恋に落ちたのはダミアンのぶっきらぼうで、率直な物言いに心を打たれたからである。

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ここで第2話を思い出して欲しい。

 

エリカはヴァイオレットの率直な言動(言葉の表)に心を打たれて自信を取り戻した。

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第2話のテーマは「言葉の表と裏」であり、ヴァイオレットは言葉の表の象徴、エリカは言葉の裏の象徴であった。

 

以下、言葉の表の象徴を「オモテ族」、言葉の裏の象徴を「ウラ族」と呼ぶ。

 

それを基にこのシーンを図示すると下の通りになる。  

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そして、これを第5話に当てはめると下の通りになる。

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回想でのぶっきらぼうな言葉からダミアンはオモテ族、結婚に不安を持ったり、(8分42秒〜)で本心とは裏腹にアルベルタに当たってしまう行動からシャルロッテはウラ族とした。

 

(16分56秒〜)

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ヴァイオレットのアイデアで互いに手紙を書いてやり取りをするシーン。

 

このシーンの面白いところはダミアンの手紙をもらったシャルロッテが率直な物言い、つまり言葉の表に影響を受け、シャルロッテの手紙をもらったダミアンが自信のない感じ、言葉の裏に影響を受けているところである。

 

図示すると下の通りである。

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(20分39秒〜)

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月下の庭園でシャルロッテがプロポーズされるシーン。4話のクライマックスとも言えるシーン。オモテ族っぽいストレートなプロポーズだった。

 

なお5話では手紙→直接気持ちを伝えるという流れになっているが、3話と4話では直接気持ちを伝える→手紙となっている。予想だが、6話は手紙→直接気持ちを伝えるなのではないかと思っている。

 

(22分42秒〜)

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シャルロッテとアルベルタの別れのシーン。アルベルタはドロッセル王国の宮廷女官なので、もう仕えることはない。しかし、アルベルタは「悲しいです」「もっとお側にいたかった」等の言葉は一切言わない。

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シャルロッテを気遣い、「幸せにおなりなさい」と言って送り出す。シャルロッテを想い、本心とは裏腹の言葉を使うアルベルタもウラ族に分類される。

 

第5話はウラ族であるアルベルタの愛を受け育ったシャルロッテがオモテ族に嫁いでいくという話だったとも言える。

 

<思ったこと>

 

庭園の花や手紙に添えられたバラなど花が印象的だった。花で有名なオランダがドロッセル王国のモデルかと思ったが、シャルロッテはドイツ語圏の名前だった。また、ダミアンは英語圏の名前で、フリューゲルはドイツ語で翼という意味である。  

 

ヨーロッパの国々をごちゃ混ぜにしている印象を受ける。

 

あとヴァイオレットの笑った顔を初めて見た。今後は表情が明るくなってくるのだろうか。

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このアニメは退屈なのだが、不思議と何回でも見れる。アニメではなかなか珍しいことだと思う。