週休二日〜アニメと文学の分析〜

ネタバレあり。一緒に読み解いてくれる方募集中です。詳しくは→https://yomitoki2.blogspot.com/p/2-510-3010031003010013.html

ニーチェ

「トニオ・クレーガー」解説【トーマス・マン】

「トニオ・クレーガー」は1903年に発表されました。日本では日露戦争の前年に当たります。ほろ苦い青春の書として、ドイツのみならず堀辰雄、太宰、三島、北杜夫など日本の作家にも影響を与えた作品です。 トニオ・クレエゲル (岩波文庫) 作者:トオマス…

アポロン的なるものとディオニュソス的なるものについて

dangodango.hatenadiary.jp こちらの続きから 「アポロン的とディオニュソス的」は1872年に出版されたニーチェの著作「悲劇の誕生」に出てくる概念です。 どちらもギリシャ神話が元ネタで、アポロンは理性を象徴する神、ディオニュソスは陶酔を象徴する…

「悲劇の誕生」に至るまで

ニーチェの「悲劇の誕生」についてやる。 と言っても読み解きをする余裕はないので、簡単なまとめをするにとどめておく。 ニーチェといえばツァラトゥストラのようなユーモアに富んだ檄文が有名である。「悲劇の誕生」にもその片鱗を見せているが、一応しっ…